歩くのが好き過ぎる

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ヨガの功罪

みなさん歩いていますか?

 

歩くのが好き過ぎるヨッシです。

 

 

今回は

[ヨガの功罪]

についてお伝えします。

 

 

みなさんはヨガを行ったことは

ありますか?

 

現在、女性を中心にヨガが

かなり流行ってますよね。

 

街中至る所にヨガスタジオがあるし

ヨガイベントも沢山有るし

有名人がインストラクターに

なったりもしています。

 

しかし、欧米や日本発の

流派やスタイルも乱立し

現代のヨガは

インド発祥の古典スタイルとは

全く別物になっているのでは…

と思っています。

 

情報として知っているだけですが

現代のヨガはフィットネス化し

エクササイズとして進化していると

思っています。

 

古典的ヨガというのは

エクササイズとしてあるのではなく

精神を統一して解脱に至るのを

目的としたものです。

 

自分の内側を観察し

自分をありのままに観る

いわゆる内観を行うものだと

個人的に解釈しています。

(もちろん、私のヨガの解釈なんて、たかが知れていますが…)

 

インドには

瞑想しか行わない

流派もあるみたいです。

 

私は現在も瞑想を続けているし

気功や歩くを通して内観も行っています。

 

私も2年程

熱心にヨガに励んでいましたが

以前の記事で止めたとお伝えしたのは

エクササイズとしてのヨガであり

様々なポージングを止めたという意味です。

 

私は現在

日常の一挙手一投足全てを感じ

観察するように心掛けているので

(なかなか難しいですが…)

実質的にはヨガを止めたどころか

生きることがヨガになっています。

 

ヨガをやってるやってないは

どっちでも良いのですが

なぜポージングを止めたのか?

 

私が行っていたのは[ハタヨガ]と呼ばれ

身体を緩めるように様々なアーサナという

ポージングをするものでした。

(ハタヨガにも古典的手法と近代的手法があり、私が行っていたのは後者です。)

 

しかし、ポージングを

ストレッチ法と勘違いすると

大変な弊害が起きます。

 

様々な運動理論があり

ストレッチの是非については

諸説あり…

考察が難しいのですが

 

一部の医療関係者や

運動指導者が言及している通り

私個人的にも静的ストレッチは

身体に対して悪影響がある

と考えています。

 

まず、筋肉の緊張を解くために

静的ストレッチをしても

効果が無いと考えています。

 

緊張の反対は

伸展ではなく弛緩であり

伸ばしても緩むことはありません。

 

そして、可動域が広がるのは

筋肉が柔軟になったからではなく

靭帯が伸びているからであり

危険な状態です。

 

靭帯というのは

ビニール状の様なもので

1度伸びると縮まなくなります。

 

さらに、筋肉というものは

伸ばし過ぎると危険を感じ

筋肉内の筋紡錘という器官が

筋肉の損傷を防ぐために

それ以上伸びないように

ロックを掛ける機能があり

これが拘縮となり身体を固めます。

 

各種競技者

運動選手やダンサー達が

180度開脚等により

伸ばし過ぎた靭帯と

筋紡錘のロックにより

故障する方がかなりいます。

 

体操の選手やバレエダンサー

ヨガのインストラクター等で

可動域が広くて

身体が軟らかそうに見えるのに

ガチガチの身体で故障がちの方が

相当数いるようです。

 

私の整体の学びの中でも

同種の方達の同症状の方々を

拝見しました。

 

みなさん腰痛を主とした

慢性疼痛に悩んでいる方ばかりです。

 

可動域が広くても

慢性疼痛は起こるということであり

腰痛、肩コリ解消に行うストレッチは

動かすことには意味がありますが

静的ストレッチ自体の効果は

低いと考えています。

 

確かに筋肉を伸ばすと

気持ちが良いのですが

それが身体に良いのとは別です。

(全ての気持ち良さがダメという訳ではなく、自然の中に行ったり、適度な運動をしたり、心身の発する気持ち良さは、大抵身体に良いですが、麻薬やお酒、甘い物や脂肪分を食べたり、身体に強い刺激を与える等、脳が感じる気持ち良さが身体に悪いのです。)

 

強く押す痛気持ち良い

マッサージにも同じことが言えます。

 

身体の痛みを感じると

脳はそれに耐えるために

脳内麻薬を放出するので

気持ち良いと勘違いします。

 

さらに、一部の脳内麻薬は放出されると

身体に強い力みが生じます。

(これは、麻薬や砂糖、タバコ、コーヒーを摂取した時と同じ作用です。)

 

マッサージや整体の現場では

ガチガチに身体を固めた方が

強く押すように要求することが

多々ありますが

筋肉というのは力によって強く押すと

防御反応が起き筋肉をさらに固めます。

 

さらに押し潰され

傷ついた筋組織が炎症を起こし

身体に負担を与え

心身の緊張に繋がり

全身を固めていきます。

 

脳の快楽が身体に良いと勘違いすると

それが悪循環となり

マッサージを受ける度に

身体を悪くしてしまい

お金と時間

そして、なりより大切な身体の健康を

失うことになるのです。

 

押圧手技や

相手の身体を操作する時

力を使わず螺旋の動きを使えば

防御反応も起きず

筋組織を傷つけることもなく

深く効かせることが出来ます。

 

その時、脳は気持ち良さを感じず

(身体が楽になる感覚はあります。)

只々、良くなるだけなのです。

 

なので、全てのマッサージや整体が

ダメという訳では無いのですが

見極めが大変難しいので

他人に頼らず自らの意思と行動で

(運動、食生活等、生活習慣の改善)

健康を目指すことが危険性も低いし

最も効果が高いのです。

(みなさんそれが出来ないから、ビジネス目的の危険性の高いマッサージや整体が流行っているのですが…)

 

 

私は以前[2人ヨガ]とも呼ばれ

伸ばすことを主とした

チェンマイスタイル

ランナースタイルと呼ばれる

タイ古式マッサージ

タイに渡り学んできました。

(最近のタイではバンコクスタイルと呼ばれる

押圧を中心とした手技が多数派です。)

 

しかし、身体を緩める意味としては

伸ばすことのメリットは無いのでは…

と感じました。

(教わったタイ古式マッサージを施しても、効果を感じられず、プロからタイ古式マッサージを受けても、受ける度に身体が固くなりました。気持ちは良いのですが…(笑))

 

私は出会わなかったので推定ですが

熟練した施術者が時間を気にせず

相手と呼吸を合わせ伸ばすというより

自分の緩みを相手に伝える方法なら

効果は高いと感じましたが

これは押圧手技とも共通します。

 

今回のお題と掛け離れましたが

現在、日本で流行っている

格安リラクゼーション系の

マッサージを中心に

強圧を施す施術者が多く

その大きな危険性を

お伝えしたくて紙幅をとりました。

 

 

話しを戻します。

 

人間の筋肉の柔軟性というのは

使い方によるものであり

ストレッチによって軟らかく

なるものでは無いようです。

 

私も身体を学びながら

ヨガに取り組んでいたので

無理な伸展は行わず

身体を緩めることと

柔らかい身体の使い方の意識と

固まっている身体を

観察するように行っていました。

 

その結果

熱心に2年程取り組みましたが

単純な伸展による柔軟性は

さほど変わりませんでした。

 

ですが、身体を観察するということと

感覚を感じるという能力

身体の使い方の意識がかなり鍛えられ

本当に学びの多い有意義な2年でした。

(身体を緩め柔らかく使うと、靭帯を伸ばさずとも可動域と柔軟性は劇的に上がります。)

 

その学びにより

身体の観察と使い方は

私が好き過ぎる[歩く]で行えると感じ

ポージングを止めたのです。

 

ポージングの是非については

身体に無理なく行うのなら良いと思うし

私も毎日時間に余裕があるのなら

行いたいです。

 

ですが、現在は限られた時間を

大好きな歩くことに費したいのです。

 

 

運動不足の現代人を運動に

いざなう目的としては

エクササイズヨガも

素晴らしいと感じているし

前回の記事に挙げた

[呼吸]を重要に扱うのにも共感します。

 

しかし、流行りに乗って

ビジネス志向になっていることに

警鐘を鳴らしたいと思います。

 

現代のヨガは

ビジネスモデルとして

新しいスタイルを生み出し

その組織がそれを広める為に

大量のインストラクターが

必要になります。

 

その組織では

お金を払えば短期間の講習で

誰でもインストラクターになれます。

(資格商法とも捉えられます。)

 

そして身体の知識も経験も少ない

にわかインストラクターを増産し

各地でスタジオプログラムを行ったり

お金で簡単に取ったその資格を元に

独立開業者も増えています。

 

 

ヨガの流行により

ヨガをお金にしたい人と

ヨガを仕事にしたい人が

ベストマッチしてるのです。

 

ビジネスすることが悪い

とは言いませんが

何物にも変えられない

大切な身体を扱うのだから

もっと責任感と慎重さが必要なのでは…

と個人的に思っています。

(先程述べましたが、全く同じことを、マッサージ整体業界に対しても思っているので、私も整体を学んでいる立場から、いずれ記事にしようと思っています。)

 

記事にしておいて

大変申し訳ありませんが

私は最近のヨガ教室に

行ったことがないので

良い教室の見極め方は分かりませんが

マッサージ、整体業界と同じと考えると…

 

1.大規模な組織、団体ではない。

 

2.代表者がある程度長期の修行期間を経ている。

 

3.代表者が自ら現場で指導している。

 

4.組織が拡大路線をとっていない

 

5.チケット制や物販に力を注いでいない。

 

6.そしてなにより、代表者がビジネスとしてではなく、ヨガの素晴らしさを伝え、広めようとしている。

 

予想にはなってしまいますが

こんなところである程度の

目安はつくのではないでしょうか。

 

しかし、流行っているスタイルを

習いたい人もいるだろうし

運動をしたいという気持ちは

大変素晴らしいと思うので

その方は、無理はなさらずに行い

身体の声に耳を傾けて

異変等があったら慎重に

様子を観てください。

 

 

ヨガは本質を捉えて行うなら

本当に素晴らしいメソッドだと思います。

 

出来たら、個人で毎日行うことを

お勧めします。

 

しかし、身体を伸ばして

柔軟性を得るのではなく

身体を緩め柔らかく使う意識が

とても大切だと思います。

 

 

自分の意思で身体を健康にする

その意識がとても大切です。

 

ヨガに限らず

私が好き過ぎる[歩く]を初め

様々な健康法があります。

 

みなさんも心身の健康

そして、幸せの実感のため

何か始めてみてはいかがでしょうか。

 

 

最後まで読んで頂き

ありがとうございます。

 

コメント等ありましたらお願いします。

自分も学びの途中なので

お互いシェア出来たら幸いです。

 

よろしくお願いします。

 

次回は

[記憶に残す勉強術]

について書きます。

 

みなさんが歩く素晴らしさをに

目覚めますように!

 

ではまた!